「ちょっと！待って！！」
散歩中に犬に引っ張られると本当に大変ですよね。それに何か食べ物が落ちていたら、一瞬で口の中に入れてしまったり、予想外の危険が潜んでいる場合もあります。その悩みは、あなた一人ではありません。私もそうでした。多くの飼い主が同じ問題に直面しています。
しかし、心配しないでください。この記事では、その問題を解決するための具体的な手段と、愛犬との理想的な散歩のための全てを提供します。
想像してみてください。犬が引っ張らなくなった後の散歩は、どれほど素晴らしいでしょう。あなたと愛犬は、見つめ合いながらゆっくりと歩きます。
愛犬の目は、あなたを信頼し、あなたをリーダーと認識しています。その瞬間、あなたは愛犬との絆が深まるのを感じるでしょう。それは、愛犬との散歩がもたらす、最高の時間ですよ。
一緒に、愛犬との散歩をもっと楽しい時間に変えていきましょうね。
犬の引っ張る力何キロ？
愛犬との散歩中、犬が引っ張る力は意外と大きいものです。特に大型犬の場合、その力は数十キロにも及ぶことがあります。これは、犬が本能的に獲物を追い詰めるための力を発揮しているからです。その力は飼い主にとっては大きな負担となります。私も何度、腕や肩、腰を痛めたことやら…
愛犬が引っ張ることの影響は、短期的には筋肉痛や関節痛といった身体的な不快感を感じることがあります。これは、まるで急に重い荷物を持った時のような感じですよね。
また、愛犬が突然引っ張ったり、走り出したりすると、まるで子供が突然走り出した時のように、転倒して怪我をする危険性もあります。これは、あなたにとっても愛犬にとっても良いことは何もありません。
だからこそ、愛犬の引っ張る癖は放っておかず、適切な訓練と愛情をもって改善していきましょう。あなたと愛犬の健康と安全のために、一緒に頑張りましょうね。
犬が引っ張る理由
愛犬との散歩は、一日の中で最も楽しみにしている時間の一つかもしれませんね。しかし、愛犬が引っ張ると、その楽しい時間がストレスフルなものに、苦痛なことに変わってしまいます。では、なぜ犬は引っ張るのでしょうか？そして、その対策は何でしょう。
好奇心が強い
愛犬の好奇心が原因。好奇心が強いと、散歩中に引っ張られてしまうのです。新しい匂いや音、風景に対する興奮が、引っ張る行動を引き起こしてしまうんです。これは、愛犬が自然に持っている行動で、悪いことではありません。
むしろ、この好奇心は愛犬の健康や活力を保つために重要な要素。そして、それに向けて行く行動は、彼らにしてみれば、当然のことだと思っています。ならば、好奇心のベクトルを変えてあげればよいのです。
飼い主との距離が開いてしまう
散歩中に愛犬が引っ張ってしまう理由の一つに、飼い主との距離が開いてしまうことがあります。リードを長く持ちすぎてしまうと、愛犬は自由に動いても大丈夫だと勘違いしてしまうのです。
これは、まるで子供が公園で遊んでいるときに、親が遠くから見ているだけでなく、近くで一緒に遊んであげることで、子供が安心して遊べるのと同じです。愛犬も同じで、飼い主が近くにいてくれることで、安心感を得られれば、飼い主の動きに合わせて歩くことができます。
だからこそ、リードの長さは適切に調整し、愛犬との距離感を保つことが大切なのです。
形が固定化されている
いつもこんな感じになっていませんか？
愛犬が前、飼い主が後ろその間にさんぽ紐という位置関係が固定化されていて、愛犬からすると、何も違和感のない当然のことだと思っている。
犬が自分がリーダーだと思っている
自分の方がえらいと思っている。
愛犬が散歩中に引っ張ってしまう理由の一つに、自分がリーダーだと思っていることがあります。これは、まるで子供が親の手を引いて、「こっちに行こう！」と言うようなもの。
愛犬も同じように、自分がリーダーだと思い込んで、飼い主を引っ張ってしまうのです。でも、心配しないでください。これは愛犬があなたを導きたいという気持ちの表れなのですから。
ただ、これを放っておくと、愛犬は自分が全てを決められると思い込んでしまう可能性があります。だからこそ、適切な訓練と愛情をもって、愛犬にあなたがリーダーであることを教えてあげることが大切なのです。
犬が暴走する理由
犬が暴走する理由は、エネルギーを発散する場が不足しているからかもしれません。野生の頃は、一日中動いていた動物ですからね。お家にいるだけでは、エネルギーがあまりまくっています。
特に若い犬や活発な犬種は、たくさんのエネルギーを持っています。そのエネルギーを発散するために、散歩中に暴走することがあります。
これに対する対策は、愛犬に十分な運動の機会を提供することです。散歩だけでなく、遊びや訓練を通じてエネルギーを発散させましょう。また、散歩前に少し遊んであげて、エネルギーを使わせると、散歩中の暴走を防ぐことができますよ。
横を歩かせる：理想的な散歩の姿勢とは。その実現方法。
散歩中、愛犬があなたの横を歩く姿は、まさに理想的な散歩の姿勢です。これは、犬があなたをリーダーと認識し、尊重している証拠です。しかし、この理想的な姿勢を実現するためには、いくつかのステップが必要です。
犬が引っ張る癖を改善することが大切です。
犬が引っ張ったらその場で立ち止まる、または逆方向に歩くという訓練を通じて行います。それらを行う時に合図も同時に送ります。
「ストップ」「まて！」「ゴー」
これにより、犬は引っ張ることが自分にとって不利な行動であると学びます。
あなたがリーダーであることを示す行動を取りましょう。
家の中でもあなたが先に部屋に入ったり、階段を上ったりすることで実現できます。これにより、犬はあなたがリーダーであることを理解し、散歩中もあなたの横を歩くようになります。
声かけで飼い主さんが前にでる
少し体力がいる方法です。少し大きめで「へい！こっちだよ」と言いながら愛犬の興味をひき愛犬の前にでて誘導する。そうすることで、位置関係が変わります。少し興奮ぎみに楽しんで行いましょう。
散歩の時間を一定にせず、バラバラにする
散歩の時間が毎日同じであるならば、あえて一定にせず、バラバラにすることも一つのアイデアです。
これは、まるで子供がおやつの時間を自分で決められると、いつでもお菓子が食べられると思い込むのと同じです。
愛犬も同じで、散歩の時間が一定だと、自分が飼い主を散歩に連れて行くのだと思い込んでしまう可能性があります。でも、散歩の時間をバラバラにすることで、愛犬は「ああ、今は飼い主が私を散歩に連れて行ってくれる時間なんだ」と理解するようになります。
これは、愛犬が自分がリーダーではないことを理解する一つの方法です。
フロントクリップハーネスを使用する
首輪ではなく、胸の前部分に装着させるハーネスを使用することもおすすめです。これは、特定のトレーニング目的に向けて設計されています。通常、犬の引っ張り癖や制御が難しい犬に適しています。
フロントクリップハーネスを使用すると、犬が引っ張ったり方向を変えたりするときに、ハーネスからの引っ張りが犬の胸部にかかるため、より制御しやすくなります。
愛犬の首に負担をかけることなく、より効果的な制御が可能となりますよ。
ご褒美のおやつを上手く使う
こちらを（飼い主さんではなくおやつの方ですが…）振り向かせるためには、ご褒美のおやつ（しかも美味しいもの）を上手く使うことも重要です。
犬があなたの横を歩いたときや、引っ張らずに歩いたときにおやつを与えることで、犬はその行動が良い行動であると学びます。
ただし、おやつは適度に与えることが大切です。おやつを与えすぎると、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ご褒美を上手く使う
興奮しない場所からはじめる
愛犬の大好きな場所は、例えば公園や海辺などは、楽しくて興奮しすぎるため、合図が入りにくいです。トレーニングをする場合には、落ち着いた静かな場所や時間を選びましょう。
理想的なリードの長さ
理想的なリードの長さについてですが、散歩などに使うリードは、犬の大きさにもよりますが、120cm～180cmがおすすめとされています。
また、リードの種類については、伸縮性のないものを選び、素材は滑りにくいものを選ぶことが推奨されていますリードの持ち方については、以下のようなポイントが挙げられます。
リードの長さの調整
リードが長すぎると犬の行動をコントロールできませんし、短すぎると犬も首が苦しくなりやすくなります。そのため、リードの長さは適切に調整することが大切です。
リードが長すぎると感じた場合は、手の平や手首にぐるぐる巻きにするのではなく、リードを折り畳んだ形で手の平に手繰り寄せ、犬に繋がっているリードが小指側から出るようにして軽く握ると良いでしょう。
リードの持ち方
リードを持つ手の平を開き、親指にリードの輪っかをひっかけるのが一般的な持ち方です。また、リードを両手で持つ場合には、一方の手でリードを折り畳んだ形で手の平に手繰り寄せ、もう一方の手で軽く握ると良いでしょう。
リードの握り強さ
犬は敏感な生き物です。
リードを通じて飼い主さんの気持ちや指示を読み取るので、「引っ張られないように！」とガチガチにリードを握りしめていると、その緊張感が犬にも伝わってしまい、さらに引き癖が強くなったりします。引き癖が改善してくれば、リードの握り強さはほとんど握っていないくらい緩やかでも大丈夫です。
まとめ
愛犬が散歩中に引っ張る問題を解決するためには、まず私たち飼い主自身が愛犬の行動を理解し、適切な対応をすることが大切です。
もし愛犬の引っ張り癖がなかなか直らないと感じたら、焦らず、無理に叱るのではなく、根気よくトレーニングを続けてみてください。
そして、その努力が実を結び、いつの日か愛犬が引っ張らなくなったとき、散歩がこんなにも楽しい時間に変わることを実感できるでしょう。愛犬との散歩時間をより楽しく、ストレスフリーにするために、ぜひこれらの方法を試してみてくださいね。
これからは、愛犬との素晴らしい散歩時間を過ごすことができます。愛犬と一緒に、新たな散歩の時間を楽しみましょう。
