皮膚が弱い犬のケア。飼い主が知っておくべき重要なポイント

こんにちは。
最近、わんちゃんはお元気ですか?少し、いつもと違う行動していませんか?

例えば、体を床や地面にこすりつけたり、過度に体のある場所をなめたり噛んだり。頻繁に体をふったりして、いつもと違う行動していませんか?

もしそのような行動を見た場合、わんちゃんはかゆみを感じているのかもしれません。どこかの皮膚にトラブルが起きていないか診てあげてください。

皮膚の弱い犬は、ちょっとした刺激が原因で、皮膚にトラブルが起こしやすく。皮膚のかゆみや痛みといった症状は彼らにとって、とてもストレスであり不快なことだと思います。

犬は自分自身で、これらの問題をすぐに解決することはできませんので、私たち飼い主がまめに彼らの皮膚の健康をチェックし、良い状態を維持させてあげる事がどうしても必要となります。

この記事では、皮膚がデリケートな犬を飼う際に、飼い主が知っておくべき重要なポイントを医療従事者であり、アトピー性皮膚炎で長年の皮膚トラブルを克服してきた私が記事にしました。

愛犬の皮膚の健康を守ることは、犬に餌を与えたり、排せつの世話をするのと同じように犬の一生涯続きます。皮膚は再生周期もありますので、良い結果はゆっくりとでてきます。ですので、あまり神経質になりすぎないように。

皮膚のケアは「気長に。気楽に。」の気持ちも大切ですよ。

皮膚が弱い犬の特徴

皮膚が弱い犬は、特定の特徴や症状を示すことがあります。これらの特徴に気づくことで、飼い主は早期に対策を講じ、犬の不快感を軽減することができます。以下に、皮膚が弱い犬の特徴をいくつか挙げてみます。

頻繁なかゆみ

犬が頻繁に体をかいたり、舐めたりしている場合、これは皮膚が刺激されている可能性を示します。特に、一部のエリアを集中的にかいている場合は、そのエリアに炎症などの問題がある可能性があります。

赤み、腫れ、または皮膚の刺激

皮膚が赤くなったり、腫れたり、または刺激されている場合、これは皮膚の問題を示しています。これらの症状は、アレルギーや感染症、皮膚の炎症など、さまざまな原因によるものです。

脱毛

皮膚が弱い犬は、特定の部位で毛が抜けることがあります。これは、皮膚の炎症や感染症、またはストレスによるものである可能性があります。

犬の脱毛

犬の脱毛

皮膚の乾燥またはオイリー

皮膚が非常に乾燥している、または逆にオイリーである場合、これは皮膚のバランスが崩れている可能性を示します。

これらの特徴に気づいた場合、飼い主は早めに獣医に相談しましょう。早期に対策を講じることで、犬の不快感を軽減し、皮膚の健康を維持することができます。逆にほうっておいて慢性化してしまうと治療に時間がかかります。

適切な食事:皮膚が弱い犬のための最高の食事

食べものは皮膚の状態を良くするために適切な物を与えましょう。

私たち人間と同じく、犬にとっても食事は健康全体に影響を与え、特に皮膚と被毛の健康に直接関係しています。以下に、皮膚が弱い犬のための適切な食事についていくつかのポイントを挙げてみましょう。

バランスの取れた栄養

犬の食事は、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素をバランス良く含むべきです。これらの栄養素は皮膚の健康を維持し、皮膚の問題を予防します。

オメガ-3脂肪酸

オメガ-3脂肪酸は、皮膚の健康を維持するのに非常に重要です。これらの脂肪酸は、皮膚の炎症を抑え、皮膚が健康で湿度を保つのを助けます。

オメガ-3脂肪酸はとてもデリケートで本来の良い状態で摂取することが難しいです。高品質なサプリメントを食事に追加することで、犬のオメガ-3脂肪酸の摂取量を増やすことができます。

アレルギーを避ける

一部の犬は特定の食品に対してアレルギーを持っていることがあり、これが皮膚の問題を引き起こす可能性があります。鶏肉、牛肉、小麦、大豆などは一般的なアレルゲンです。

愛犬が特定の食物アレルギーを持っている場合、その食物を与えずに、代わりの食材を選ぶことが重要です。

適切な水分補給

水分は皮膚の健康にとって重要です。犬が十分な水分を摂取することで、皮膚は健康を保ち、乾燥を防ぐことができます。

これらのポイントを考慮して、犬の食事を計画することで、皮膚が弱い犬の皮膚の健康を維持し、皮膚の問題を予防ぐことができます。

 

スキンケアルーチン:皮膚が弱い犬のための日々のケア

皮膚が弱い犬のためのスキンケアルーチンは、皮膚の健康を維持し、皮膚の問題を予防するために重要です。

犬の皮膚と被毛を毎日、直接チェックする

赤み、腫れ、脱毛、皮膚の変色などのはありませんか?そのような皮膚の箇所を見つけた場合は、獣医に相談してくださいね。

皮膚の観察で特に耳、足裏、尾と肛門周囲は見えにくいうえ、汚れやすいのでしっかりと診てあげてください。

定期的なブラッシングをしてあげる

皮膚と被毛の健康を維持するために重要です。

ブラッシングは、死んだ皮膚細胞や余分な毛を取り除き、皮膚の血流を促進します。また、ブラッシングは毛の根本の観察できるで、皮膚の問題を発見できることもあります。

ただし、過度のブラッシングや、ブラシの先端がソフトでない場合は皮膚を刺激し、皮膚の問題を悪化させる可能性があるので気を付けましょう。

愛犬のブラッシング

愛犬のブラッシング

犬専用スキンケア製品で皮膚を守る

犬の皮膚が乾燥している場合、獣医が推奨するスキンケア製品を使用することを検討してみてください。これらの製品は、皮膚を保湿し、皮膚のバリアを強化します。

太陽の強い日差しから守る

皮膚が弱い犬は、日差しや寒さなどの過度な環境条件から保護する必要があります。これらの条件は皮膚を刺激し、皮膚の問題を悪化させる可能性があります。外遊びや散歩の時間を工夫してみてください。

 

犬が自ら身体を舐める行為は、皮膚によい?

犬が自分の体を舐める行為は、一部は自然な行動であり、清潔を保つためや、小さな傷口を治療するために行われます。犬の唾液には抗菌性があるため、小さな傷口を舐めることで感染を防ぐことができます。

しかし、過度に舐める行為は問題を示す可能性があります。特に、特定の部位を集中的に舐める、または舐めることで皮膚が赤くなったり、脱毛したりする場合、それは皮膚の問題やアレルギー、痛み、ストレスなど、何らかの問題を示している可能性があります。

皮膚が弱い犬の場合、過度な舐めは皮膚をさらに刺激し、炎症を引き起こす可能性があります。そのため、飼い主としては、犬の舐める行為を注意深く観察し、異常があれば早めに獣医に相談することが重要です。

適切なシャンプーとバスタイム:皮膚を守るためのヒント

適切なシャンプーとバスタイムは、皮膚を清潔にし、健康を維持するために重要な要素です。

ただ、毎日洗う必要はありません。むしろ頻繁に洗いすぎはよくないです。

なぜなら、皮膚の自然な油分が取り除かれ、皮膚が乾燥しやすくなります。一般的には、犬を月に1回から2回程度洗うことが推奨されますが、犬の種類や活動レベル、皮膚の状態により異なります。

また、シャンプー選びは非常に重要です。皮膚が弱い犬には、肌に優しい、無香料で色素を含まないシャンプーが最適です。また、獣医が推奨する特別なシャンプーを使用することもあります。これらのシャンプーは、皮膚を清潔に保ちながら、皮膚の自然な油分を保護し、乾燥や刺激を防ぎます。

うちのゴールデンレトリバーは、シャワーとお風呂が大好きです。

しかし、犬種によっては、バスタイムは犬にとってストレスになることもあります。そのため、静かで落ち着いた環境を作り、犬がリラックスできるようにすることが重要です。また、バスタイム後は、犬の皮膚を優しく乾かし、冷えから保護してあげましょう。

                   愛犬のシャワー

愛犬のシャワー

 

適度な運動:皮膚の健康を維持するための活動

適度な運動は健康全体を維持し、特に皮膚の健康に対して重要な役割を果たします。血流を促進し、皮膚に栄養を供給し、新しい皮膚細胞の生成を助けます。また、飼い主さんと一緒に楽しむことでストレスを軽減でます。

適度な運動量はその種類、年齢、健康状態によります。一般的に、大部分の犬は毎日の散歩や遊びが必要です。しかし、皮膚が弱い犬の場合、運動中に皮膚が刺激されないように注意が必要です。

例えば、草地での遊びは皮膚に刺激を与える可能性があるため、注意しましょう。なるべく愛犬に適した場所を選び、お家に帰ったら汚れた部位は、しっかりと清潔にしてあげましょう。

 

獣医との定期的なチェックアップ:なぜそれが重要なのか

獣医さんのところで、定期的に愛犬をチェックアップしてもらいましょう。獣医さんに診てもらうことで、早期に皮膚の問題を発見し、必要な場合、適切な治療を開始することができます。

獣医さんは専門的な知識と経験を持っており、皮膚の問題の初期症状を見つけることができます。飼い主が気づかないような微妙な変化も見逃さず、早期に対策を講じることができます。本当頼もしいですね。

皮膚の問題は、他の健康問題の兆候であることもあります。例えば、アレルギーや内分泌系の問題などは、皮膚の問題を引き起こす可能性があります。

定期的なチェックアップは、獣医と犬の健康管理について話し合うよい機会です。獣医さんから、犬の皮膚のケアについての最新の情報やアドバイスを聞くこともできます。分からないことは、遠慮せずに聞きましょう。

ストレス管理:皮膚問題を悪化させないための方法

犬にとって、ストレス管理は皮膚の健康を維持するために重要な要素です。

ストレスは皮膚の問題を悪化させる可能性があり、特にアトピー性皮膚炎や他の皮膚疾患を持つ犬にとって、ストレス管理は特に重要です。

犬の日常生活を安定させることが重要です。

定期的な食事時間、適度な運動、十分な休息時間など、一貫したルーチンは愛犬に安心感を与えて、ストレスを軽減します。

ストレスの原因の物は遠ざける

愛犬がストレスを感じているときには、その原因を特定し、可能な限り除去することが重要です。これには、環境の変更、新しい家族の追加、または他のペットとの対立などが含まれる可能性があります。

落ち着くスペースの提供

愛犬が落ち着いて過ごすことできる、安全なスペースを提供することも重要です。
これは、犬がストレスから逃れ、リラックスできます。

まとめ

人間の病院の皮膚科は、常に患者が多いです。動物病院でも犬の皮膚疾患を観ることが多いようです。環境問題などもあり、生物にとって現代の地球は刺激が強すぎるのかもしれません。

皮膚のトラブルをなるべく起こさないためには

  • 毎日の生活を規則正しくする。
  • 身体と住む場所の空間を清潔にする。
  • アレルゲン物質からは遠ざける。
  • ストレスをなるべく与えない。

これらを意識し実行してあげることが大切です。

愛犬のお世話は、一緒に暮らす間ずっと続きます。疲れている時などには大変かもしれませんが、愛犬のケアを行うことは、良いスキンシップにもなりますので、自然と二人の絆も深まっていくでしょう。あなたがいてくれるお陰で、愛犬は幸せです。

今回も読んで頂きありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です