紫外線(UV)の影響を最小限にして肌ほんらいの美しさを保とう! 安心して毎日のお散歩を楽しむコツ。

いつもありがとうございます。今日のお散歩はどうでしたか?

犬を飼っている方達にとって、愛犬をお家に迎え入れてから、散歩は欠かすことのない行動のひとつです。当たり前のことかもしれませんが、これって「とてもすごい!」ことですよね。

「雨の日も、風の日も」と悪天候のときでも負けずコツコツと。天候が良くない日の散歩は、濡れたり、寒かったりと結構辛いものです。

やっぱり散歩は、晴れた暖かい日が一番気持ちいいですね。

けれども、太陽が出ている日は紫外線を浴びます(曇りの日もですが)。過度な紫外線は皮膚、身体に負担がかかります。犬の散歩は毎日、それが十何年と長い期間行うので、犬を飼っている方は、肌を守るため紫外線対策に気を使うことをおすすめします。

お肌の状態は健康のバロメーター。「お肌の状態を良くしよう!」と意識をすれば、紫外線など外部の刺激を防ぐ以外に、食べ物や睡眠などにも気を遣うことになるので、結果的に体の内側から健康に近づいていき、今までよりも「丈夫ナカラダ」をもつことができるようになるでしょう。

アトピー性皮膚炎と日光アレルギーの持病があり、肌がとても弱い私が、なるべく皮膚を正常に保つために、普段から意識している事などを今回の記事にしました。お肌の悩みを抱えた方にも役に立てたら嬉しいです。

紫外線を浴びないとどうなる

紫外線と言うと、有害な面ばかりに目がいきますが、適量の紫外線は、体に良い効果をもたらしてくれます。オゾンホールも一年中存在してはいないのです。

オゾンホールの面積

出典:気象庁ホームページhttps://www.data.jma.go.jp/gmd/env/ozonehp/diag_fig/hole2022_area.png

太陽の光は、恵のエネルギーでもあります。浴びる量が少ない場合、不利益になってしまうこともあります。

1・ビタミンDの不足:ビタミンDは体内で、ミネラル(カルシウムとリン)の吸収を促進し、骨や筋肉の健康に重要な役割をはたします。
不足した場合、骨が十分に強さを保つことができないため、骨粗鬆症やサルコペニアになりやすく、骨折などのリスクにつながります。

ビタミンDは、食事から取ることができます。例えば、イワシやシャケといった魚類。干しシイタケやきくらげのような乾燥したきのこなどです。

しかし、日本人成人の多くは、一日当たりに必要なビタミンDの量が不足している状態です。(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r1-houkoku_00002.html

紫外線を浴びると皮膚はビタミンDの合成を行います。
食事だけで補うのは難しいので、不足した分は、適度な量の日光浴で、ある程度の量を補うことができるのです。

2・免疫力の低下:紫外線は免疫細胞を活性化します。そのため、紫外線を浴びないと免疫力が低下し、感染症などにかかりやすくなります。

3・うつ病や季節性情動障害(SAD)のリスク:紫外線をあびないと脳内のセロトニンという神経伝達物質が不足し、精神的に落ち込みやすくなります。

このように、適量の紫外線は体に良い効果をもたらしてくれます。

浴びすぎはやっぱりよくない

紫外線は、可視光線よりも波長が短い(より振動している)高エネルギーの放射線です。電磁波の領域ではありますが、優しくて穏やかな赤外線とくらべると、きつくて鋭いイメージです。
ですので、紫外線は浴びる量が多すぎれば身体に負担がかかります。(紫外線に敏感な方は、微量でも命にかかわることがあります。)

1・体内での変化

私たちの体は、紫外線を浴びると「活性酸素」が体内で増えます。

「活性酸素」は適度な量ならば、外敵から身体を守ってくれて免疫力を高めますが、増えすぎた場合には、正常な細胞まで傷をつけ、体にストレスをあたえます。
そのため、体がだるくなったり、疲れやすくなります。

外にでかけたり、遊んだりした後、そんなに体を動かした覚えがないのに、疲れている時ってありませんか?その原因のひとつは、紫外線を浴びて「活性酸素」が増えたことも考えられます。

2・皮膚の状態の変化

症状は個人差がありますが、過度の紫外線を浴びた皮膚は以下のような変化がおこることがあります。

皮膚炎:紫外線を浴びる量が適度以上であったり、紫外線に敏感な方は、皮膚に炎症を起こすことがあります。赤み、かゆみ、重症だと腫れや水泡が生じる事があります。かゆみを我慢することは、本当に辛いです。症状がひどくなる前に、皮膚科に相談しましょう。

皮膚の老化:女性が読むとゾッとすると思いますが、紫外線は皮膚の強度にかかわるコラーゲンや弾力性を保つエラスチンを壊してしまい、皮膚をたるませ、しわをつくる原因になります。また、シミや色素沈着を引き起こす可能性があります。

3・眼への負担

紫外線が眼に吸収されることにより角膜炎、結膜炎といった眼の炎症や白内障などを引き起こしやすくなります。

年間での紫外線量

年間と日中時間の紫外線の強さを、気象庁のホームページで調べさせて頂きました。紫外線量を過度に浴びないようにするためには、量が多い(強い)時の散歩は避けるようにしましょう。愛犬との散歩は、紫外線量が落ち着いている時間帯に30分ほど行えば十分です。

 

気象庁ホームページ

出典:気象庁ホームページhttps://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html

年間の紫外線量は、毎年4月頃から10月上旬までが強く増加します。

出典:気象庁ホームページhttps://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_obs.html

特に、真夏の日中の9時台から15時台は紫外線量がとても多くなる為、この時間帯の外出はなるべく避けましょう。夏の散歩は朝と夕方以降がおすすめです。

しかし、紫外線量が少なくても、朝と夕方は太陽光が真横から当たるので、それなりの対処はした方が良いです。

日よけ対策

紫外線から肌を守る方法は、遮蔽をすることです。身に着ける物による遮蔽には、限度がありますので、(スパイダーマンやダースベーダーのような、顔まですっぽりと覆う全身スーツを着るわけにもいきませんよね。)ご自身にあう、低刺激の日焼け止めクリームなども上手く使いましょう。

帽子を被る

キャップ型よりも顔全体を覆うハット型が良いです。面積が広いので、風にあたると飛んでしまいますので、ひも付きなどが良いでしょう。

サングラスをかける。犬の鼻が突然、目に当たることも防げる

どうせなら、オシャレなサングラスにしましょう!セレブや俳優になった気分がして楽しくなります。ただし、紫外線の吸収がほぼ100%かUV400カットの表記があるサングラスにしてください。眼鏡屋さんで買いましょう。これらのサングラスであれば、色が濃くて、かけた時に瞳が大きくなっても安心です。

首や手もガードする

首には、UVカット用のフェイスカバーやネックカバー。腕にもアームカバーをしましょう。

色は黒や青。素材はシルクやレーヨンが紫外線をよく吸収しますので、おすすめです。

これだけは、さぼらないで!肌に一番大切なこと

健康に近い肌をなるべくキープするために、毎日行い、心掛けていることは寝る前に必ず体を洗うことです。一日の汚れをしっかり落としましょう。

たとえ外出しなくても、一日を過ごした皮膚には、汚れや余分な雑菌が増えています。それらが過剰に増えると肌のトラブルのもとになります。引用:資生堂ホームページhttps://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009346/

【体の正しい洗い方】
まず最初に温かいお湯を浴びたくなると思いますが、その前に濡れていない状態で行います。

自分にあった石鹸やボディーソープで泡を作ります。この時、泡立てネットや泡ボトルを使うと楽ですよ。

泡がふわふわに出来上がったら、それをやさしく体に包んでいくように塗ります。こすらずに丁寧に、泡を塗るようにして体を洗いましょう。

その後に、温かなお湯で泡を流していくように体をあらいます。泡は残ってしまうと皮膚に刺激を与えてしまいますので、しっかりと洗い流してくださいね。

洗顔も頭髪も洗い方は同じです。自分は赤ちゃんでも安心な無添加のボディーソープを使っています。(もうすぐ50才ですが) 必要な皮脂は残して刺激も少ないので、お風呂の後でも突っ張り感が少ないです。

お風呂後は肌のバリアー機能を保つために、ご自身にあった保湿剤を塗ると良いでしょう。

肌の健康は内側から

いつまでも健康な肌を保つためには、スキンケア以外に、普段摂取する食べ物と飲み物を栄養バランスの良い物を取りましょう。

そうすることで、血液の状態もよくなり栄養が隅々まで行き渡り、健康な皮膚を作るできるのです。

角質層や皮脂膜がしっかりと整っている皮膚は、肌本来のバリア機能が働き、紫外線の刺激にも負担を軽くすることができます。

こまめな水分補給を行うこと

暖かい季節でも、普段の私たちの生活空間は、冷房管理が行き届き、体の内部は思っている以上に冷えていますので、飲む水は常温程度が優しくて体の内部も喜んでくれます。のどが渇きを感じる前に摂取しましょう。

皮膚を構成してくれる栄養素

バランスの取れた食事とは、具体的にいくつかのおすすめ栄養素を紹介します。

タンパク質:皮膚は主にタンパク質から作られています。質の良いタンパク質を取り   入れることで、皮膚細胞の再生や修復のサイクルが促進されます。
良質なタンパク質は魚、肉、豆腐、ナッツ、種子類などです。

ビタミンC: コラーゲンの再生に必要不可欠な栄養素です。
柑橘類、イチゴ、キウイフルーツ、トマト、赤ピーマンなどに含まれ
ています。
ビタミンCは摂取をしても、すぐに体外に排出してしまいます。ですので、なるべく毎日の摂取を心掛けましょう。

ビタミンE: 抗酸化作用があります。紫外線やストレスから皮膚を守る効果があり  ます。
アボカド、アーモンド、ピーナッツ、オリーブオイルなどに含まれます。

カロテノイド:こちらも抗酸化作用があり、皮膚の健康に欠かせない栄養素です。
人参、ポテト、スピナッチ、カボチャなどに含まれます。

亜鉛:皮膚細胞の再生や修復に必要な栄養素です。
貝類、赤身肉、豆類、ナッツ類に含まれています。

*どの栄養素も良いからといって大量摂取せずに、食べるときは、ほどほどの量にしておきましょう。また、アレルギーのある物は摂取をさけてくださいね。

肌は夜の睡眠で作られる

睡眠の量と質の大切さは、皆さん経験で分かっていますね。十分な睡眠が取れていないと、疲れがとれなかったり、お肌の調子もよくないと思います。

毎日の睡眠は、ゴールデンタイムと言われている、22時から26時(夜中の2時)の時間帯を含めるようにして十分に取るようにしましょう。

睡眠中には、「成長ホルモン」や「メラトニン」などが分泌され、それらが体の調節をおこなってくれます。きれいな皮膚を維持するようにも導いてくれます。

「自分ではしっかりと寝ているはずなのに?」
と寝不足のつもりがないのに、だるさを感じたり、朝起きた時に頭痛がしたり、日中やたら眠気をかんじたり。そんな方はいませんか?

もしかしたら、無呼吸症候群の可能性もあります。男性の太り気味の病気のイメージがあると思いますが、女性でも意外といます。特にやせた小顔の方は顎の構造で気道をふさいでしまい。睡眠中、十分酸素が行き渡らないことがあります。一度、睡眠医療の専門医に相談することをおすすめします。

まとめ

犬の散歩は毎日行いますので、紫外線のことはしっかりと意識をして、今回紹介したような防護をしましょう。未来の皮膚状態は、現時点の行動により決まります。あなた本来の、美しく健康なお肌をこれからも保ちましょう。

なお、犬の散歩で日傘はおすすめしません。躾られた犬でも、外では突然、犬が怖がることが起きたりします。万が一、犬が予想外の動きをした場合に、飼い主の片手がふさがっていると危ないからです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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